§§§ 悪天候に大苦戦も… (10.9.23 美浜・供進丸) §§§

 和歌山黒瀬・気象ブイ周辺でカツオ好調、アイノセではヨコワも好調と秋本番を
思わせる釣果情報に痺れを切らしていたOYAJI。

 釣行予定を9月23日(秋分の日)にターゲッティングし情報を確認していたところ、
馴染みの『美浜港・供進丸』でヨコワの釣果が上向いたとの事。

 日本海側からの前線の影響が気になっていたが21日に電話で様子を聞くと、
今のところ予約は一名で出船予定との事。
 船長も前線の事は気にしていたが、雨は降っても船は出せるだろうとの返事だった。

 前日の19:00過ぎに、船長から連絡が入った。もう一名のお客が天候不順を理由に
キャンセルして来たとの事…
 雨風少し気になるがどうする?の問いかけに、1人でも出してもらえるなら行きたい
と伝えると快く了解してくれた。

 直近の状況から、潮は良さそうゆえ釣果は望めそうと判断。
釣果が上がれば少々の悪条件は我慢できるし、何よりも走る魚をターゲットにするに
当りお祭りを気にしないで釣が出来るのは願ったりだと思った次第だ。

 当初出船は4:30との事だったが、4:30到着でいいよっ!との事。
日の出が4:48だから、日の出と同時出船と言う感じかな?と思った。

 
 4:20に港到着。夜空を見上げると、雲の切れ間から星空が見えている。
風もほとんど感じられず、気温も涼しく大変良い状況だ。

 4:40に準備が出来て、いざ出船!港を出ると僅かに波気を感じたが、気になる
程ではない。 目的のアイノセ迄は小一時間程度の行程ゆえ、キャビンに入り
少し横になる…


 『寝台列車はこんなに揺れたかなぁ…しかし夜行寝台特急の旅は、情緒があって
実にいいものだ。ところで今日は1人旅立ったかなぁ???と思い、辺りを見渡そう
とした時…』、船がスローダウン! おやおや、すっかり夢の世界に入っていた…


 キャビンから回りを見るが、僚船は見当たらない。レーダーによるとここはまさに
アイノセのど真ん中! 船長も回りに船がいないのを不思議に思っている風?!?だ。

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 波風は殆どなく真上には青空さえ見えているが、遠くを見ると怪しい感じの雲が
見えている。 しかも本州陸側の雲の中には、時折稲光が見える!
確かに雷警報が出ていたが、こっちへ来るなよと祈りつつ準備をする。

 この場所には沈船が沈めて有り、アイノセの中でも一級ポイントらしい。
早々に準備をして早速第一投を投じた直後、『あっ、あかん、上げて…!』と船長。

 何事と思い船長の視線の先を見ると、なんとオレンジ色のブイが浮いている!
なんとも残念な事に、どこぞやの漁師がこの一級ポイントにはえ縄を仕掛けているのだ。

 この釣りは流し釣り故、このまま釣りをしていると確実にはえ縄に引っかかる… 
引っかかったら(仕掛けを)切ってもいいと言う漁師もいるらしいが、それをしていたら
釣にならないからなぁ… 仕方なく次のポイントへ移動を開始。

 10分程で到着したのは天然漁礁のポイントで、水深は70m前後。
40~50mを狙ってくれととの事で、気を取り直し仕掛けを降ろしてみる。

ちなみに今日の仕掛けは80号の天秤網籠にオキアミを入れ、3mm40cmのクッションゴム
の先に10号ハリスを一ヒロ半取り、ヒラマサ12号の針にオキアミを抱き合わせでつける。

 籠に入れるオキアミは少しでいいとの事。と言うのもカツオにしろ餌取りにしろ、
コツンとアタリが出たらもう餌は無いらしい。直ぐに再投入の繰り返しでやってくれと言う。
 電動竿釣りで無いと体力が持たないなと思った… 1~2分で籠のオキアミは無くなる
はずで、魚が回って来るまではとにかくやり変えの連続である。

 確かに仕掛けを指示棚に降ろし、しゃくって置いておくと『コツッ』と言うアタリが出る。
仕掛けを上げると確かにオキアミの頭はかじられたのか、尻尾だけしかついていない。

 『それはカツオがかじったんだ。奴ら口先で餌を突付っくんだ!』と船長。

と言うことは魚はいるんだと、再度餌をつけ仕掛けを降ろす。『コツッ!』は出るが、
中々魚は乗ってこない… 我慢の時間が続く…

 30分ほどした時か、コツッの後に竿先が少し浮き上がった感じがした。
すかさず竿を立ててみると、ゴンゴンと叩く様なアタリの後グーンと竿先が突っ込んだ

 最初の一匹だがそれほど強い引きでもないので、竿受けに置いたまま電動のスイッチを
入れ、竿を立て溜めながら巻き上げてくる。

 船長がタモを差し出してくれたが勢い抜き上げてしまったのは、40cmのヨコワ(本マグロ
の子供)だ!
 少々小型だが、本命の顔が見れホッとた。魚を締めるのを船長に託し、針先ハリスの
チェック後餌を詰めて直ぐに仕掛けを降ろす。

 船長も仕掛けを降ろすと、すぐに同サイズのヨコワをゲット。針を外す姿を振り返りながら
軽く竿をしゃくった瞬間、竿先が海中に突っ込んだ!

 あわてて竿を手持ちにし、体制を整えて電動のスイッチを入れる。
食い上がったと思うと今度は突っ込んで行くの繰り返し、突っ込まれた時は電動リールは
うなっているだけで仕事が出来ない程の引きだ!

 慎重にやり取りをした後、無事に船長のタモに納まったのはサイズアップしたヨコワ!
後寸48cmのデップリした奴で、にっこり記念撮影(魚だけ…)した。

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 しかし地合いが終わったのか?!?、この後アタリが無くなってしまった…

 そんな時仲間の船からの無線で、『餌でアタッてるよぉ!真鯛も来たよぉ!』と
元気の良い声が聞えて来た。

 様子を聞いた船長、急いで仕掛けを回収し仲間の元へ移動する事に。
 
 20分程走ったか、到着したポイントには4隻の釣船がひしめき合っていた。
同じ美浜港から『千代丸・仲政丸』、戸津井から『戸田丸』、小引から『あしか丸』!
何れもネットでよく見る遊漁船だ!お客もそこそこ乗っている。

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 無線で『餌でアタッてる…』と言うのが気にかかっていたが、意味はすぐにわかった。
4隻の殆どの乗船客は、オキアミ餌の天秤釣では無くチョクリ釣を行っていた。

 チョクリ釣とは和歌山の漁師が考案した釣方で、わかりやすく言えば以下の通り。
①ごっついサビキ仕掛け(モトス10号、85cmの間隔に枝スはハリス8号を15cmの4本針)を、
②ジャコ(雑魚・イワシや鯵の子魚)のいる棚に降ろし針に掛け、
③本命のいる棚に仕掛けを合せ魚を釣る、いわゆるノマセ釣りと同じからくりだ!

 チョクリに変えるか?と言われたが、数等はオキアミ餌で仕掛けを降ろしてみる。
40cmのスマカツオ2本と同サイズの本カツオが1本釣れたら、船長からのコメントが
スマしかこの時期うまいでぇ!(同サイズの魚なら、スマカツオの方がこの時期は
美味しいよ!の意味)』と言われたので丁寧に締めてクーラーにしまう。

 しかしこの時期は50cm近いスマカツオが釣れる為、大型の掛かる確率の高い
チョクリ釣に変える事にした。

 僚船では70cm近い真鯛や、大きなサゴシ(大きいからサワラで良いかも)が上がって
いるのが見えた。急いで船長から受け取ったチョクリ仕掛けをつけて、期待の投入だ!

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 ここの水深は50m程度で、雑魚は20~30mにいるとの事。糸を2色半出し、さびいて
いると竿先がプルプルした!雑魚が針に乗ったので、仕掛けを底まで降ろして見る。

 船長によると、真鯛を狙うなら底を釣れ!ヨコワなら逆に上を狙ってくれ!との事。

 後で反省する事になるが、OYAJIは大型真鯛が見たく底を中心に釣をした。
この日ネットによると、別船4隻で真鯛は5本であった…
 いずれも良型であるがやはり確立は低かった様で、OYAJIに真鯛がかかる事は無かった訳…

 このチョクリ釣、雑魚が掛からなければ始まらない。雑魚も大型魚に追われ逃げ回って
いるのでポイントが中々定まらず、結果一番良い漁礁の上を各船交替で流す様な感じになる。

 上手く雑魚が掛かり仕掛けを狙いの棚に持って行くと、時折雑魚がブルブルと大きく震える
側に敵が来ているので雑魚が異様におびえる、ノマセ釣特有のドキドキする瞬間である。

 このブルブルの後に『ゴン!』と言うアタリが何回か出たが、残念ながら魚が乗る事は
無かった…

 『ゴン!』と来ても乗らないので苛々していると、急に風が強くなってきた!
風雲急を告げる如く波も急に高くなり、雨も落ちてきた

 他の4隻に比べると、少々小船の供進丸!船長高くなる波に危険を感じ、陸近くの
ポイントに移動するとの事。少々後ろ髪を引かれたが、命と引き換えには出来ず了解する。

 風と波の為1時間近く掛けて移動した先は、魚影の濃さでも有名な通称『トフ』である。
四季折々色々な釣果で有名なポイントにつき、期待を込めてチョクリ仕掛けを降ろした。

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 魚探に映る雑魚の様子はアイノセより厳しい感じで、映ったと思うと直ぐ消えてしまう…
しかし考えると、大型魚に追われていると思うと期待も出来るのでは。

 前向きに考え、仕掛けを上げてはゆっくり降ろすを繰り返していると時折プルプルと来て
雑魚がつく。しかし波が高い為竿先が跳ねてしまい、せっかくついた雑魚が外れることも
多い…

 辛抱強く上げ下げを繰り返していると、プルプルのあとブルブルが来て突然竿が根元から
曲がって海中に突っ込んだ!

 あわてて竿を持って体制を整えようとするが、引きが強烈で竿が立たない!
仕方なく糸を出して竿を立てて力任せに溜めるが、再び強い引きで竿がのされてしまう

 船長も飛んできて、『慎重に行け!でっかいカンパチの様な引きだなぁ!』と興奮させる
一言。

 10分くらいバウトしたか、手は痺れてパンパンになって来た頃ようやく魚が上がってきた。
4本針の一番上には40cmのヨコワが、一番下には50cmに少し届かないがこれまた
ふっくらとしたヨコワがついていた。
 
 小さくてもヨコワがダブルで掛かるとこれほど引くものかと思ったが、贅沢にも少し期待はずれ…
60cmオーバーの本カツオや70cmオーバーのカンパチを想像していたので、嬉しいダブルも
残念に感じるのは人の欲望のせいか・・・

 しかし再度仕掛け投入時に気付いたのだが、実は2本目の枝スが飛ばされていた。
おそらく3本のヨコワが掛かったのではないかと思われ、その強烈な引きに良く耐え
無事2本を取り込めた事に喜びが戻ってきた。

 その後残念ながら波は更に高くなり、冷たい雨も本降りになったので11:00ジャストに
自ら納竿を告げ、帰港する事とした。

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 この状況下で本命4本の釣果は満足の行くものであったが、ここ数日の釣果を見ると
サイズ・数共にチョッピリ残念なのは仕方ないか・・・。

 この釣は気象ブイの本カツオと共に、もうひと月は楽しめそうである。

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 又この日別船がシラサエビのシオ・真鯛で出船し、型は35~40cmと小型だが15本の
シオをゲットしたとの事。

 例年と比べて水温がいまだ1~2度高く、狙いの魚の釣れ出しが遅れている。
しかしこの秋分の日を境に気温もグッと下がって来た事から、秋釣り好シーズンの到来
近いと感じさせられた釣行で有った。

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